鉄/塩ビ二重管による耐圧性と耐食性の両立
インフラ鉄道建築品質向上
屋外ガス配管における耐圧性・耐食性の両立と単一素材による機能限界

-
具体的なお困り事
お客様より、屋外にレイアウトされるガス管部位について、安全基準を満たす高い耐圧性と、外部環境要因に耐えうる優れた耐食性の両立が求められました。しかし、一般的に耐圧性の高い鉄材は屋外使用時の錆びや腐食リスクがあり、耐食性の高い塩化ビニール材はガス管として必要な耐圧強度を単体で確保することが困難という問題が存在していました。単一素材では要求仕様を全て満たせない上、複数の素材で構成すると接合作業の増加やリークリスクの増大が避けられない状況でした。
異種素材の特性を活かした二重管同時成形による複合機能配管の実現
-

-
提案内容
当社は、これまでに培ってきた鉄パイプの精密加工ノウハウと塩化ビニールパイプの曲げ加工技術の知見を融合させ、課題解決に取り組みました。具体的には、内側に耐圧性を担う鉄材配管を、外側に耐食性を担う塩化ビニール配管を重ね合わせた二重管構造に対し、独自の加工技術を適用し同時曲げ加工を実施しました。この加工には、異なる素材の線膨張率や剛性の違いによるズレや変形を防ぐ高い精度が求められます。当社の深い素材特性の理解と豊富なパイプ加工の知見により、困難な二重管の同時成形に成功しました。結果として、高い耐圧性と優れた耐食性を一つの配管部品で実現し、お客様の複雑な要求を満たす部品供給に貢献いたしました。

